ほとんどのストアには、すでに定期購入者がいます。そう呼んでいないだけです。注文履歴を見ると、同じコーヒー、ビタミン、ドッグフードを数週間ごとに買い、そのたびに忘れずに戻ってこなければならないお客様が見つかるはずです。定期購入は、その「忘れずに」をお客様の代わりに引き受けます。お客様は必要なものを、たいていはお得な価格で時間どおりに受け取れ、ストアは見通しを立てられるリピート注文を得られます。
このガイドでは、Shopifyで定期購入をゼロから始める流れを説明します。どの商品から始めるか、どのモデルが合うか、お届け頻度と割引の決め方、定期購入の選択肢を置く場所、登録後に定期購入者が必要とするもの、最初の90日間に見るべきことです。定期購入を一度も提供したことのないストア向けに書いていますが、以前のプログラムを立て直す場合のチェックリストとしても使えます。
ステップ1:最初に扱う商品を選ぶ
お客様がすでにリピート購入している商品から始めましょう。どんなトレンドレポートよりも、自社の注文履歴が多くを教えてくれます。同じお客様が2回以上購入した商品のリストを出し、注文と注文の間が何日空いているかを見てください。
- 使い切るもの:サプリメント、コーヒー、お茶、ペットフード、スキンケア、カミソリ、掃除用品、スナックが定番です。袋が空になれば、お客様は次の袋が必要になります。
- 安定したリピートの間隔:リピート購入者の多くが25〜35日ごとに戻ってくるなら、毎月のプランがしっくりきます。間隔がばらばらなら、ひとつではなく2〜3のお届け頻度を用意しましょう。
- 送料を引いても十分な利益:定期購入の注文は割引し、送料無料にすることも多くなります。割引を決める前に、商品原価、梱包、送料、決済手数料を引いて1回の注文でいくら残るかを計算しましょう。
- 確実に確保できる在庫:定期購入は、発送するという約束です。めったに欠品しない商品から始め、季節商品や数量限定品は単品販売や追加商品に回しましょう。
すべての商品を定期購入にする必要はありません。お客様がすでにリピート購入している3〜5の商品があれば、立ち上げには十分です。何が売れるかがわかってから増やせます。
ステップ2:定期購入のモデルを選ぶ
「定期購入」と一口に言っても、いくつかの異なる形があります。お客様の商品の使い方に合うものを選びましょう。2つ目のモデルはあとから追加できます。
| モデル | しくみ | 向いているもの |
|---|---|---|
| 定期購入割引 | お客様が商品とお届け頻度を選び、毎回の注文で割引を受けます。 | 決まったペースで使い切る商品 |
| 前払い | お客様が3回、6回、12回など複数回のお届け分を一度に支払い、スケジュールどおりに受け取ります。 | ロイヤルカスタマー、ギフト、ホリデーセール |
| 自由に選べるボックス | 決まった点数や決まった価格の範囲内で、お客様が各ボックスに入れるものを選びます。 | フレーバー、香り、バリエーションが多いブランド |
| セレクトボックス・おまかせボックス | 毎回何を送るかはストアが決め、お客様はボックスを定期購入します。 | 新しい発見、コレクション、テーマのあるボックス |
| お試し | 決まった回数の注文まではお試し価格、その後は通常価格になります。 | 決める前に試してみたい商品 |
| メンバーシップ | 決まったお届けではなく、会員価格や先行アクセスなどの特典にお金を払います。 | コミュニティが強いブランド、新商品の発売が多いブランド |
ステップ3:お届け頻度と割引を決める
お届け頻度は、お客様が商品を使い切る速さに合わせましょう。頻度が高すぎると商品がたまり、スキップ、そして解約につながります。低すぎるとお客様の手元の商品が切れ、ほかで買ってしまいます。
- ステップ1のリピート間隔を使う:リピート購入者がおよそ30日ごとに戻ってくるなら、毎月をデフォルトにし、2週間ごとと2か月ごとを選択肢として用意します。
- 選択肢は10ではなく2〜3つに:選択肢が少ないほど、購入者は決めやすくなります。お届け頻度はあとからアカウントで変更できるようにしましょう。そのほうが、チェックアウトの長いメニューよりも継続につながります。
- 割引はシンプルに:多くのブランドは毎回の注文から10〜15%オフで始め、定期購入の注文を送料無料にすることもよくあります。10%程度を下回るとわざわざ選ぶほどのお得感がなく、20%を大きく超えると初回の注文後に解約するつもりの購入者を集めてしまうおそれがあります。
- 初回注文のオファーは別に決める:初回の注文だけ割引を大きくする(たとえば初回25%オフ、その後は15%オフ)と、登録が増えることがあります。2回目の請求で驚かれないよう、両方の価格を表示しましょう。
- 最低継続回数は最初に決める:解約までに最低限の注文回数を求めるなら、商品ページと確認メールにそう書いておきましょう。隠れた最低継続回数は、怒りのメールやチャージバックにつながります。
これはあくまで出発点で、決まりではありません。お客様が続けてくれる限りずっと続けられる割引を選び、そこからテストしましょう。長期プランの価格の決め方は、月ごと、3か月ごと、年ごと、前払いのプランのガイドで解説しています。
ステップ4:定期購入アプリをインストールしてプランを作る
Shopifyは定期購入のチェックアウトを処理し、定期購入の契約を保存しますが、プランを作り、商品ページに表示し、更新時に請求し、定期購入者が注文を管理できるようにするには定期購入アプリが必要です。アプリ選びには、定期購入アプリに確認したい15の質問のチェックリストが役立ちます。
アプリでは、プランでふつう次のことを設定します。
- 対象となる商品とバリエーション。
- お客様に請求する頻度と、注文を発送する頻度。
- 割引(割引率、割引額、または定期購入の固定価格)。
- 注文回数の最低や上限。
- スケジュールどおりに発送するプランでは、締め日と発送日。
- 商品ページでお客様に表示される名前。
Chargezenでは、プランは「Subscription Plans」(定期購入プラン)にあり、Shopifyの販売プラングループに紐づきます。設定の手順は定期購入プランを作成するで説明しています。
ステップ5:商品ページにプランの選択画面を追加する
ほとんどの定期購入は商品ページから始まります。定期購入の選択肢は、見つけやすく、わかりやすく、すぐに選べる必要があります。
- 購入ボタンの隣に置く:単品購入と定期購入を「カートに追加」のすぐ上に並べて表示しましょう。タブの中や商品説明の下に隠さないでください。
- お得な金額をドルで見せる:「毎月US$34(US$6お得)」のほうが、「15%オフ」よりも比べやすくなります。
- 変更の方法を伝える:「いつでもスキップ、変更、解約できます」のような短い一文が、購入を止めてしまう一番の不安に先回りして答えます。
- 妥当なデフォルトを選ぶ:多くのお客様が選ぶお届け頻度をあらかじめ選択しておきましょう。定期購入と単品購入のどちらを初期選択にするかは、テストする価値があります。どちらを選んでも、各選択肢の価格をはっきり示しましょう。
- スマートフォンで確認する:ほとんどの購入者は、小さな画面でプランの選択画面を見ます。価格、お得な金額、お届け頻度が、横にスクロールせずに収まるか確認しましょう。
Chargezenでは、プランの選択画面はテーマエディターで追加するShopifyのテーマブロックです。単品購入、定期購入、前払いの選択肢を同じページに表示できます。定期購入を勧められるほかの場所(カート、チェックアウト、サンクスページ)については、1回だけの購入者を定期購入者に変える方法をご覧ください。
ステップ6:カスタマーポータルを設定する
ポータルは、定期購入者が注文を管理する場所です。定期購入の変更が難しいと解約のほうが簡単に見えるので、ポータルは便利さだけでなく、継続のための道具でもあります。立ち上げ前に、定期購入者が次のことをできるか確認しましょう。
- 次回の注文をスキップしたり、日程を変えたりする。
- フレーバー、サイズ、バリエーションを変更する。
- お届け頻度を変える。
- 残りが少なくなったら、次回の注文を今すぐ発送する。
- 次回の注文に1回限りの商品を追加する。
- 住所と決済方法を更新する。
- 設定した引き止めオファーを見たうえで、一時停止または解約する。
ログインも大切です。月に一度しか訪れないストアのパスワードを、定期購入者はまず覚えていません。メールで届くログインリンクやShopifyの顧客アカウントなら、その手間がなくなります。Chargezenのポータルでできることは、Chargezenのカスタマーポータルをご覧ください。
ステップ7:すべての定期購入者に届けるべきメッセージをオンにする
定期購入者には、決まったいくつかのタイミングで連絡が必要です。最初のクレームのあとではなく、最初の登録の前に設定しておきましょう。
- ウェルカム:何に登録したか、次回の注文はいつ発送され、いくらかかるか、変更の方法。
- 次回の注文のリマインダー:毎回の請求の数日前に、スキップ、商品の変更、日程の変更へのリンクを付けて送ります。リマインダーで失うのは数回のスキップです。予期しない請求では、お客様そのものを失います。
- 決済エラー:カードを更新するリンクを添えた丁寧なお知らせと、その後数日間の再試行。
- 変更の確認:スキップ、商品の変更、一時停止、解約のたびに短い確認を送り、手続きが完了したことを伝えます。
- 価格変更のお知らせ:値上げをする場合は、新しい価格が適用される前に定期購入者に伝えましょう。
Chargezenでは、これらのメッセージはそれぞれ、最初から設定済みのデフォルトの定期購入のワークフローで、編集、拡張、オフにできます。メールをKlaviyoから送っている場合は、Chargezenが定期購入のイベントをKlaviyoに送ります。Subscriptionsの連携をご覧ください。
ステップ8:解約と決済エラーに備える
どの定期購入プログラムでも、離れていく人はいます。大きな流出口は2つ、自分の意思でやめる定期購入者と、決済が失敗する定期購入者です。初日から両方への備えを用意しましょう。
- 理由を聞く解約フロー:やめる理由を聞き、それに合った解決策を提案します。商品が余っているならスキップ、フレーバーが合わないなら商品の変更、旅行なら一時停止、割引は価格が理由のときだけです。解約を最後まで完了できるわかりやすい道は残しておきましょう。解約防止をご覧ください。
- 決済エラーの回復:拒否された更新をスケジュールに沿って再試行し、カード更新のリンクをメールとSMSで送ります。拒否のほとんどは期限切れのカードで、お別れではありません。決済エラーの回復をご覧ください。
立ち上げのチェックリスト
- リピートのデータから3〜5の商品を選んだ。
- モデルを選び、商品ごとに2〜3のお届け頻度を決めた。
- お客様が続く限り払える割引を決め、すべてのプランで利益を確認した。
- 最低継続回数や初回注文のオファーを商品ページに明記した。
- すべての定期購入商品のページにプランの選択画面を置き、スマートフォンで確認した。
- ポータルでスキップ、商品の変更、お届け頻度、住所、決済、一時停止、解約ができるよう設定した。
- ウェルカム、次回の注文、決済エラー、確認のメッセージをオンにした。
- 解約フローと決済エラーの回復を用意した。
- すべてのプランでテスト注文をし、ポータルからスキップ、商品の変更、解約を試した。
- 請求、スキップ、解約を説明する短いFAQやヘルプページを用意した。
最初の90日間
立ち上げは簡単な部分です。プログラムが伸びるかどうかは、1回目から3回目の注文までの間に起きることで決まります。
| 時期 | やること | 見ること |
|---|---|---|
| 1〜2週目 | 既存のお客様に知らせます。すでにリピート購入している人にメールを送り、新しい価格での定期購入に誘いましょう。 | 選んだ商品の注文のうち、定期購入が占める割合 |
| 3〜6週目 | 1回目と2回目の注文の間に、使い方やウェルカムのコンテンツを送ります。請求についての質問には、すべてすぐに答えましょう。 | 2回目の注文までのスキップと解約 |
| 6〜10週目 | 解約の理由を読み、引き止めオファーを調整します。チェックアウトや購入後にも定期購入の選択肢を加えましょう。 | どの引き止めオファーが受け入れられ、その人が1か月後も注文しているか |
| 10〜13週目 | 最もロイヤルティの高い定期購入者向けに、前払いプランやバンドルを加えます。お届け頻度と割引を見直しましょう。 | 3回目の注文まで続いた定期購入者の数 |
登録の総数よりも、2回目と3回目の注文を注意深く追いましょう。登録が少なくても続くプログラムは、最初の1か月で解約される派手な立ち上げよりもはるかに価値があります。注文が1回増えるごとの価値は、顧客生涯価値の計算ツールで確認できます。
よくある質問
Shopifyには定期購入の機能が標準で入っていますか?
Shopifyは定期購入のチェックアウトに対応し、定期購入の契約を保存します。また、基本的な無料の定期購入アプリも提供しています。ほとんどのブランドは、プランの選択肢、カスタマーポータル、決済エラーの回復、解約フローのために専用の定期購入アプリを使っています。
立ち上げにはどのくらいかかりますか?
設定そのもの(アプリのインストール、プランの作成、プランの選択画面の追加)は半日ほどで済みます。商品選び、価格決め、メッセージの作成、テストをしっかり行うには、ふつう1〜2週間かかります。
定期購入はどのくらい割引すべきですか?
多くのブランドは毎回の注文から10〜15%オフで始め、利益に余裕があれば送料無料も付けます。初回の注文だけでなく、毎回の更新で払える数字を選び、そこからテストしましょう。
定期購入者がオンラインで解約できるようにすべきですか?
はい。必要なら先に引き止めオファーを見せてもかまいませんが、解約は必ず最後まで完了できるようにしましょう。米国のいくつかの州では、オンラインで販売した定期購入にオンラインでの解約を義務づけています。また、解約しにくいプログラムはチャージバックや悪いレビューを生みます。これは法的な助言ではありません。適用されるルールを確認してください。
Chargezenができること
Chargezenは、AIエージェント、メールとSMS、チェックアウトのオファー、クリエイタープログラムをひとつにまとめた、ブランドの事業を支える収益プラットフォームです。Chargezen Subscriptionsは、このガイドの内容をすべてカバーしています。
- プラン:定期購入割引、前払い、お試し、自由に選べるボックス、おまかせボックスのプラン。最低継続回数、発送日の固定、初回注文の価格にも対応します。定期購入をはじめる。
- 商品ページ:単品購入、定期購入、前払いの選択肢をまとめて表示する、プラン選択画面のテーマブロック。
- ポータル:スキップ、商品の変更、日程の変更、今すぐ発送、次回の注文への追加。パスワード不要でログインできます。カスタマーポータル。
- メッセージ:ウェルカム、リマインダー、決済エラー、確認のメッセージを編集できるワークフローとして用意。連携でKlaviyoから送ることもできます。
- 定期購入者の維持:解約フロー、決済エラーの回復、離脱顧客の呼び戻し。
- 売上を伸ばす:前払いプラン、バンドル、そしてCheckoutOSによるチェックアウトとサンクスページのオファー。
Subscriptionsは、Shopify AdvancedとShopify Plusのストア向けに月額US$199または年額US$1,990で、定期購入の売上に手数料はかかりません。料金プランをご覧ください。
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